環境?社會?ガバナンスダイバーシティの推進
ダイバーシティ推進の考え方
経営戦略としてのダイバーシティ
富士電機は、経営方針に「多様な人材の意欲を尊重し、チームで総合力を発揮します」と掲げ、行動指針「企業行動基準」の中で、「人を大切にします」と宣言しており、トップのコミットメントのもと、多様な人財の就労や活躍を可能にする人事?処遇制度の構築を重點課題としています。
性別や國籍などにとらわれない採用を行うとともに、キャリアを重視した即戦力人財の採用、また、女性や、海外で採用した従業員の積極的な登用も進めています。
ダイバーシティ推進體制
當社は、2006年より「一人ひとりの多様性を受け入れ、社員の力を最大限発揮できるしくみや、風土?環境づくり」に積極的に取り組んでいます。
現在は、下記の體制により、相互に連攜しながら取り組みを水平実行し、活動の一層の加速化を図っています。
- 統括責任者によるダイバーシティ施策(研修等を含む)の承認
- ダイバーシティ推進の専任者を配置(人事?総務室內)
- 全社橫斷的なダイバーシティ推進體制の構築(各本部、各事業所の巻き込み)
ダイバーシティ推進體制

外部からの評価
女性活躍推進法に基づく「えるぼし」認定の最高段階を取得
當社は、厚生労働大臣より女性活躍推進法に基づき、女性の活躍に関する取り組みの実施狀況が優良な企業に與えられる「えるぼし」認定マークについて、2018年に最高段階である3段階目の認定を受けました。
えるぼしは、5つの評価項目(①採用 ②継続就業 ③労働時間等の働き方 ④管理職比率 ⑤多様なキャリアコース)で審査され、當社は、5つの評価項目すべての基準を満たしています。

令和3年度なでしこ銘柄において「準なでしこ」に選定
経済産業省と東京証券取引所は共同で、女性活躍推進に優れた上場企業を「なでしこ銘柄」に選定しており、當社は東証全上場企業約3,700社の中から令和3年度「準なでしこ」に選ばれました。2015年度~2018年度にかけて選定された「なでしこ銘柄」、「準なでしこ」を含め、5度目の選定となります。
「なでしこ銘柄」は「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することを通じて、そうした企業への投資を促進し、各社の取り組みを加速化していくことを狙いとしており、「経営戦略への組み込み」「推進體制の構築」「ガバナンス」「全社的な環境?ルールの整備」「管理職の行動?意識改革」「従業員の行動?意識改革」「情報開示」の7つの側面を評価基準としています。

「くるみん」認定
當社は、厚生労働省より、「くるみん」認定を受けています。
「くるみん」は、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。
次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計畫を策定した企業のうち、計畫に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業が認定を受けることができます。
當社では、社員にとって働きやすい環境を整備することで、社員が仕事と子育てを両立し、十分に能力を発揮できるよう取組みを推進してまいります。

「ダイバーシティ経営企業100選」に選定
経済産業省は、2012年度より、多様な人財を活用して、イノベーションの創出、生産性向上などの成果を上げている企業を「ダイバーシティ経営企業100選」として選定しており、初年度における選定企業の1社として選定されました。
當社は、女性活躍推進の取り組みのほか、高年齢者雇用においては、2000年度より定年延長制度を導入しており、現在ではその多くの社員が技術技能伝承の中核を擔っています。また、障がい者雇用では、特例子會社の拠點を充実させるなど、雇用の促進と職域拡大などにも取り組んでいます。

トモニンマークを取得
當社は「仕事と介護を両立できる職場環境」の整備促進に取り組む企業として、厚生労働省に登録し、シンボルマーク「トモニン」を取得しました。今後ますます高齢化社會が進んでいく中で、仕事と介護の両立は多くの社員にとって必要なテーマであり、社員が安心して働けるよう、今後も更なる環境整備に取り組んでいきます。
